今週のお題「お弁当」だそうです。
独身アラサーですが私は秋~春前にかけてお弁当を作ります。
理由は節約とカロリー計算を簡単にするためです。
と言っても大層な物は作る時間も気力もないので、晩御飯のおかずを多めに作ってお弁当箱に詰めて、朝レンジでチンして持っていくだけです。
基本的に毎晩何かしらの肉を食べるので、それを弁当のおかずにします。
我が家の弁当箱はどんぶりタイプの弁当箱を使用しています。
ごはんは温かいので、上におかずをのせて食べる、手軽で満腹になれます。
唯一の難点は「前日の夕飯と当日の昼食が同じになってしまう」ことでしょうか。
そうなると晩御飯のおかずのレパートリーを増やさないと3日間同じごはんが続く、ということもよくあります。
フードプロセッサーを入手してからは、普通の薄切り肉をミンチにできるようになってたので、鳥そぼろや肉みそを作ってストックすることでバリエーションを増やすことに成功しました、フードプロセッサーは時短にもなるし、ほんと便利。
そんなわけで、今はほとんどごはん、おかず一品のお弁当なのですが、私が小さいころ親が作った「戒め一品弁当」がたった一回だけありましたので、紹介しようと思います。
今回は私の回想になるので、オチまで長いです、ご了承ください。
中学生の時になります、私の市立中学では、弁当or食堂でご飯を食べていました。
母は料理上手でお弁当も毎日作っていました、しかもおかずは晩御飯と被っていないし、色どり豊か、冷凍のおかずもありましたが、ほとんどは手作りでした。
しかし私は当時かなり偏食で、野菜は食べない、冷凍食品も食べない(今でも苦手ですが)、それに食わず嫌いもひどく、お弁当を完食したことはほとんどありませんでした。
今考えると申し訳ない気持ちでいっぱいです、個人的には料理は好きだし、母の料理は美味しかったです、それにも関わらず選り好みをするなんて今考えたら親の苦労を何もわかっていなかったと思っています。
それでも、嫌いな物はきちんと残す、もしくはお小遣いをもらって食堂で食べる、そんな日々でした。
唯一冷凍食品で大好きだったのが、たらこスパゲティでした、米との相性はさほどよろしくないですが、他のおかずもあるし、おかずというよりは「第二の主食」といった解釈で食べていました。
ある日、母から「明日の弁当なんか食べたいものある?」と質問をうけました。
私は当時「嫌いな物は食べなければいい」と図々しい考えをもっていましたので、
「たらこスパゲティは入れてほしい」と答えました。
翌日弁当をもって登校し、お昼休みの時間になって弁当をあけました。
なそ家の弁当箱は二段弁当なので開けるとごはん、下におかずの配置です。
上は白米がびっしり、まあいつも通りだな、下の段はたらこスパゲティがびっしり。
しかも冷凍のパスタではなく、手作りのたらこパスタ(ソースは市販の物)。
ゆでたパスタに数えられるくらいの量のたらこ、しかも箸ですくうとそのまま弁当箱の形に出てくるぎちぎちのパスタ、、、
もちろん完食しました。
ほとんど達成できなかった、お弁当完食の瞬間でした。
それ以降、好き嫌いも食わず嫌いもなくなりました。
今となっては、出されたものはきちんと食べれるようになり、苦手だった物もおいしくたべれるようになりました。
マヨネーズはいまだに食べれませんが、、、
私のお弁当にまつわるエピソードは以上になります。
料理上手な母は、自分が苦手な物を食べやすいように料理してくれたのを覚えています。
炒めて苦手でも煮たら美味しくたべれる、味や香りが苦手なら味付けでごまかす、もしくは相性のいい食材を見つける。
きっと毎日研究してくれたのだと思います。
私が実家から離れ、一人暮らしを始めた今でも自分の料理の基準は実家の味です。
実家へ帰ると、料理の話で盛り上がる、こんな女々しい息子でいいのか、と思いはしますが自身満々に教えてくれます。
一人暮らしだと、自分しか味を確認できる人がいないのが難しいので、まずは自分のごはんを美味しくたべてくれる人を見つけることから頑張ります。
ということで、今回も駄文でした。
明日は祝日、のんびりすごしましょ。